一見チャンピオン

どんな国や田舎にいってもガイドブックなどをみずに
当たりの店を引くという特技をもつ一見チャンピオンであるオレ(自称)

ナビスコカップ優勝以来、勝ちから見放されている東京ではあるが
「試合に負けても店探しは勝つ」と妙な自信をもっての新潟遠征。
「4時間もあれば余裕じゃないですか」
という友人の言葉を信じて
午前9時に都内を出発。

そしたら、都内を出るまでに1時間半もかかってやんの。
関越道に素直にのって新潟へ。
後から知ったのだが、この日の午前中に通行可能になったのだとか。
小千谷市付近では高速道路が隆起していたり、
標識が傾いていたりと地震の被害の凄さを知る。

交通規制もあって
スタジアムについたのは前半20分すぎ。
その後、大量失点。
新潟までいって4ー2というスコアはちょっと辛かった。
東京の出来も悪かったが
勝っている新潟の選手の方が足がつるほど動きまわっていたし
新潟の気合いが東京を上回っていたのだと思う。

勢いで完全に負けている中で
唯一、気合いの入った動きをみせる戸田。

となりに座っていた人が
VAMO VAMOコールに合わせて
「足を〜とめるなぁ〜!」と歌っているのが
5周くらいまわって面白くなってきたころ
試合終了。
敗戦後、ゴール裏にいち早く
走ってやってきたのはまたしても戸田だった。

敗戦でテンションも上がらないまま
新潟でのはしご酒が続く。
一見チャンピオンとして友人に期待されて
「えいやっ!」と飛び込んだ店は
新潟なのに、鹿児島、沖縄料理の店だった。
新潟で芋焼酎と馬刺しを食う。
「店自体は悪くないんだけど、新潟で入る店じゃないだろう。」
確かにその通り。

酔っ払いついでに商店街になぜかあった
里中の銅像とともにアンダースロー連続写真を撮影。
アルビレックスローソンをひやかしつつ
大したもりあがりも見せずに新潟の夜は終わった。

翌日、昼食を食べるために古町を散策。
一見チャンピオンとしては昨日の汚名を挽回したいところ。
古町の商店街にある魚市場をのぞく。
とれたての甘エビがうまそうだ。
お土産として買って帰ろうかと
魚屋のおばちゃんに「うまそうだねえ」と話かけると。
「近くの中華屋でご飯をもらってきて
 ここで食べていきな!」
と思いがけない提案が。
どうやらこの魚屋、地元の料理屋に魚を卸す
高級鮮魚取り扱い店であったらしい。
ズワイカニ、地カニ、アンキモ、鯛、甘エビ、サバを裁いてもらい
もう食べきれないというくらい食べて
二人で5000円。来年も行くでよ。

新潟地魚専門店 古川鮮魚
新潟県新潟市本町6-1116青海ショッピングセンタ−内
電話番号 025-223-2966
FAX番号 025-223-3666